【不動産&Maas】車酔いしないメガネは不動産業界、Maas業界に革命をもたらすのか?

自宅購入エリアを検討する際、東京駅や新宿駅から出ている高速バス通勤のエリアを考えたことってありませんか?私は自然豊かな街が好きで、以前逗子や葉山エリアでの自宅購入を検討していた時期があります。しかし、長時間の満員電車が嫌で諦めたことがありました。そんな時に東京駅からの高速バス通勤はどうか?と思ったことがあります。

・必ず座って通勤、寝過ごす事もない

・深夜バスもあるし、遅い時間にも帰宅が可能

・頻繁に出ている路線なら10~20分間隔であり、値段も抑えられている

・逗子や葉山より断然土地が安い

などなど結構メリットがあります。

しかし、長時間バス通勤は車酔いの心配があります。そのせいで通勤中に本や新聞を読んだり、携帯を見たり、仕事をしたりが出来ず、時間を無駄に過ごしてしまうというのがありました。少なくとも私はその理由で検討をやめました。

 

しか~し、昨日めざましテレビでも取り上げられていましたが、自動車メーカーのシトロエンが車酔いしないメガネ「シートロエン」を日本で発売開始しました。樹脂製のメガネフレームの中に着色した液体が入ったデザインで、この液体が人間の平衡感覚を錯覚させ車酔いを改善するというものです。欧州では2018年7月から開始しており既に1万5000個以上売れており、効果は95%以上とのこと。値段は1万6200円と安くはないですが、効果を考えれば安いですよね(メガネの原理は凄く簡単なので、似たような安価な商品がすぐ出回るものと思いますが)。

 

これがもし効果的であればバス通勤での課題が解消され、乗車中の読書やスマホが快適にできるようになります。そうしたら、バス通勤という選択肢も1つ増え、将来このメガネが不動産業界に大きな変化を引き起こすかもしれません。少し飛躍はしていますが、このメガネを知ったときにそのような可能性を感じました。

 

話は変わってMaas業界。以前とある展示会で自動運転バスに試乗したことがあるのですが、静かで位置精度も高く安全性も問題なさそうなので、実用化はもう時間の問題といった印象でした。但し、低速一定走行ではという条件付きです。

試乗の際に唯一気になった点が、減速時に急停車したようなぎこちなさです。このぎこちなさを機械で改善するのは少し難しいのだろうと感じます。高速走行や加減速の多い運転だとこの部分は乗客の乗り心地に直結し、車酔いへつながります。改善如何によって、自動運転車の普及度合いが大きく変わります。今の技術だと空港内の移動や遊園地内の移動など非常に限られたところでしか実用の見込みは低く、需要は限定的です。

 

そこで、この車酔いしないメガネは有効な道具になると感じます。もちろん、現代の技術でこの減速時の乗り心地は改善できるものと思いますが、改善に時間がかかるのであればこのメガネで代用することも十分可能かもしれません。

 

自動車メーカーのシトロエンが開発したのも、もしかしたら同じことを考えてか?なんて思ったりもしましたが、自動運転車の普及に一役買う可能性もこのメガネに感じますので、Maas業界での変化点となるのかもしれません。

 

おわり